Kakuya Ohashi and Dancers

ザ・ワールド2017

FALLING GOOD SUN / BAD MOON RISING

ガラス張りの劇場に沈む太陽と昇る月。《土地の記憶を吸う吸血鬼》をモチーフにしたパフォーマンスプロジェクト「ザ・ワールド」。豊洲を舞台に、FALLING GOOD SUN、BAD MOON RISING の2作品を上演。

出演:皆木正純、後藤ゆう、山本晴歌、伊藤雅子、田端春花、秋山実優、樋口帆波、高澤李子、高橋由佳、中原貴美子、牧祥子、近藤康弘

振付・構成・演出:大橋可也
ドラマトゥルク:長島確
音楽:涌井智仁
映像:吉開菜央

衣装:るう(ROCCA WORKS)
照明:筆谷亮也
音響:牛川紀政
舞台監督:原口佳子(モリブデン)
制作:滝沢優子
協力:横山八枝子、古郡稔
フライヤーデザイン:agasuke

リサーチャー:加藤雄大、小林あずさ、坂上翔子、伊藤雅子、高橋大斗、滝野原南生
リサーチドキュメントデザイン:石塚俊

[日程]
2017/9/21(木)22(金)
17:00 FALLING GOOD SUN
19:30 BAD MOON RISING
受付開始は開演時間のそれぞれ30分前。
FALLING GOOD SUN の上演時間は2時間程度を予定(途中入場可)。
BAD MOON RISING の上演時間は1時間程度を予定。 </p>

[会場]
豊洲シビックセンターホール
東京都江東区豊洲2-2-18豊洲シビックセンター5F
東京メトロ有楽町線豊洲駅7番出口より徒歩1分
新交通ゆりかもめ豊洲駅改札フロア直結

[料金]
U29(29歳以下):3000円
一般:3500円
当日:4000円
通し券:4000円
通し券当日:6000円
通し券は FALLING GOOD SUN と BAD MOON RISING の2作品を続けてご覧いただけます。
いずれのチケットも、ザ・ワールド2017リサーチドキュメント『ザ・ワールドのための記憶』が付いています。
全席自由。整理番号順の入場になります。

[チケット取扱い]
チケット申込みフォーム

Peatix

[問い合わせ]
大橋可也&ダンサーズ
office@dancehardcore.com

主催:一般社団法人大橋可也&ダンサーズ
助成:芸術文化振興基金
協力:公益財団法人セゾン文化財団

ザ・ワールドについて
大橋可也&ダンサーズとドラマトゥルク長島確によって、2013年より始動。《土地の記憶を吸う吸血鬼》をモチーフに、2020年の東京オリンピックに向けて変貌する江東区内でのリサーチに基づいてダンス作品をつくるプロジェクト。2014年3月に、森下スタジオにてパフォーマンス作品『ザ・ワールド(A)』を上演、牡丹町商店街会館にてインスタレーション/トーク『ザ・ワールド(B)』を発表。2015年3月は、清澄白河から東陽町のエリアにかけて、散歩型作品『クラウデッド』と、白井剛をダンサーに迎えた劇場型作品『ヘヴィメタル』を上演、江東区民へのインタビューを読み物にした冊子『ザ・ワールドからの声』を発表。

大橋可也&ダンサーズ(おおはしかくやあんどだんさーず)
1999年、結成。土方巽直系の暗黒舞踏の振付法を基に現代社会における身体の在り方を問うダンスカンパニー。代表作に、秋葉原連続殺傷事件に想を得た『帝国、エアリアル』(2008年・新国立劇場)、飛浩隆の長編小説を題材にした『グラン・ヴァカンス』(2013年・シアタートラム)。2016年には、SF作家長谷敏司とのコラボレーション『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を発表。

豊洲は過去を(わずかしか)もたない土地だ。埋立地としてわりと新しく、100年も遡れば海しかなくなる。
住宅地としてはもっと新しい。そのぶん記憶も(わずかしか)ない。
薄い、薄い、皮膚のような土地。そこにタワーマンションが林立する。

遠い過去がないときに、記憶はどのように積み重なっていくのだろう。
ごく身近な過去が、薄い層をなすのだろうか。
先月の雨。先週の風。きのうの蒸し暑さ。
ついさっきまで美しかった夕焼け。
歴史的な事件というより、
日常の中のかすかな変化。

そして夜が来る。

過去がなければ、夢を見ればよいのか。他人の記憶や、架空の過去でも、自分のものにできるだろうか。

豊洲シビックセンターホール

豊洲界隈

豊洲界隈

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