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最近の作品には必ず、どうしようもない男が登場する。寄る辺なき「(ネットカフェ)難民」な男たち。女もあらわれるが、(たいていの舞台とは異なり)彼女たちが聖女を演じることはない。男も女も、野良な生き物みたいで、自分に囚われていて、他人との接点が掴めないでいる。社会の潮流(政治、経済、文化、デバイスの進化、、、)が、天変地異が、彼らを取り囲み、乱暴に揺さぶる。残酷なくらいに翻弄されても、誰も安易な救済を用意してはくれない。人生。ここを、この地点を大橋は見つめている。この地点から人間の物語を立ち上げようとしている。ここに夢はない。はじまりだけがある。現実があっけらかんと舞台で顔をあげている。あまりに平然といるので幽霊のように見える。だが、こいつこそリアルなのだ。ここにダンスの夢はない。すがる夢が押し流されたあとにはじまるダンスが、ここにはじまっている。
木村 覚(美学・ダンス批評)
自分の身体が自分のものではない、ということについて、その当然さを、誰もが知らない振りをしながら、しかし、やはり、当然のように下されたオーダーに従ってしまうその瞬間、大橋可也の作品があるならば、ぼくたちはそこで手を止めて、いま行なったことと、いま言われたこととのあいだにあるその隙間にあらためて身を屈めて、意味が生まれることの恐ろしさに震え続けることが出来るだろう。
大谷 能生(批評家・音楽家)
日時:2008/12/28(日)15:00, 18:00 開場は開演の30分前
新国立劇場 小劇場
東京都渋谷区本町1-1-1
日時:2008/12/9(火)19:00-23:00
日時:2008/12/29(月)17:00-20:00