empire_artists
「帝国、エアリアル」参加アーティスト
伊東篤宏 [ empire_artists , profile ]
1965年生まれ。1990年代に美術家として活動。1998年に音或いは音楽へのアプローチを始め、視覚付き音具「OPTRON」を制作。数々の改造を経て現在に至る。国内外の展覧会やソロ・パフォーマンス以外にドラムスとのDuo Band「Optrum」や、フリージャズ的アプローチの「今井和雄TRIO」等、幾つかのユニットで活動中。また、様々なミュージシャンとのセッションやダンス・パフォーマンスとのコラボレーション・ワークも今迄に多数おこなっている。目にも耳にも決して優しくはない、そのハード・コアなパフォーマンススタイルは海外でも注目を集め、様々な国のフェスティバルや展覧会に招集されている。今迄にリリースされている音源はOptrum 『recorded』(2006)、今井和雄trio 『Blood』(2008年10月26日発売予定)、その他幾つかのオムニバスCD などにも参加している。2009年より、自身のレーベル「GOTOBAI recordings」を始動予定。第一弾となるソロDVD のリリースを控えている。
HIKO [ empire_artists , profile , spring ]
1983年にハードコアパンク、スラッシュメタルに触発され音楽活動を開始、ドラムスを担当。1988年に、現在も国内外で活躍中のパンクバンド「GAUZE」に加入。1993年に、同じく現在も活動中のバリ芸能団体「深川バロン倶楽部」に加入、楽器奏者及びダンサーとして毎年江東区門前仲町富岡八幡宮にて奉納演奏を行う。「深川バロン倶楽部」に加入以後、在籍していた"ダンサー""格闘家""造形作家""民族音楽家"と接しているうちに「あらゆる芸術、芸能、表現活動」の「最も攻撃的な、破れかぶれな」部分と、自己のドラミングスタイルは「芸」として共闘し得るのではないかとの思いに至る。1999年より、「異ジャンルとの、"在りそうで無かった"ハードコア的パフォーマンス、音楽」を標榜し、各種音楽家、ダンサー、格闘家らとのセッション活動を開始。過去の共演者は、舞踏家、格闘家(立ち技打撃系)、バリガムラン奏者及びダンサー、俳優による朗読、薩摩琵琶奏者、ホーメィ歌手、コンテンポラリーダンサー、フェンシング競技者、暴走族のバイクのアクセルミュージック等。
「ハードコアな」「コアな」等という表現が跋扈している現在。「ハードコア」は先ず、陸上競技男子100M決勝などと同じように、「物理的な、見た目的な凄さ」が無ければそれを名乗る資格は無いと思っています。例えば音的には、速過ぎる、うるさすぎる、遅すぎる・・・パフォーマンス的には、明らかに身体を酷使している、自己の内面に切り込みすぎている、・・・等など。「いい感じ?いいグルーブ?」なんてのはハードコアじゃぁない!やりすぎ上等、ついてこれない奴が悪い、上をいってる奴がいたら抜かなくちゃ・・・ってのが前提として無くちゃね・・・と思います。生き様とかファッションとかそんなのは後でいい。で、色々な芸能には「ハードコアな部分」ていうのはたとえほんの少しでも在ると思ってます。それらを抽出しつつ、自分もブチキレ過ぎるドラミングをしたいです。「ハードコアであらねば」という強迫観念から導き出す、出される「火事場の馬鹿力」的パフォーマンスを。