大橋可也&ダンサーズについて

September 21, 2003

大橋可也&ダンサーズについて [ about ]

大橋可也&ダンサーズは、舞踏振付法を学んだダンサー、コレオグラファーの大橋可也によって結成され、東京を拠点に活動しているダンスカンパニーである。ハードコアダンスを提唱し、「ダンスとは何か」という根本的な問いかけに立ち向かうことを、その活動の主題としている。
1999年、結成。2000年、「バニョレ国際振付賞2000ヨコハマプラットフォーム」に『Today Your Love, Tomorrow The World』を出品するも、出演者が全裸であるという理由で非公開の審査となる。以降、活動を休止する。2003年、活動を再開。コンテンポラリーダンスにおける振付家、ダンサー、観客の関係性を新興宗教になぞらえた『Hardcore Dance High school 1st session』を発表。2004年、『あなたがここにいてほしい』を発表、同作品にて「ラボ20#16アワード」受賞、「トヨタコレオグラフィーアワード2004ネクステージ(最終審査会)」出場、JCDN主催「踊りに行くぜ!!vol.5」に参加し、前橋、大阪に巡演する。チェーホフ「三人姉妹」から想を得た『シスターチェーンソー』を「SPACダンスフェスティバル2004」にて発表。2005年、「横浜ソロ×デュオコンペティション+(群舞部門)」に『シスターチェーンソー』にて出場。「踊りに行くぜ!!vol.5」東京最終公演に選出され、『あなたがここにいてほしい』を上演。8月には舞踊評論家 石井達朗氏の推薦のもとに新作『サクリファイス』を発表。9月にはニューヨークの代表的なアートスペース「The Kitchen」に招聘され(キュレーター:余越保子氏)、初の海外公演をおこなう。
その作品の出演者は一見全く無関係な存在であり続けているようであり、ディスコミュニケーションを提示しているように見える。ところが、多くのコンテンポラリーダンス作品のようにコミュニケーションの可能性を疑うことなく安易に関係性を持とうとする姿勢とは対照的に、コミュニケーションの不可能性に立脚した上で、新たなコミュニケーション=振り付けが生れる瞬間を描き出そうとしているのである。
また、彼らの作品は現代の社会問題、例えば、精神的あるいは性的な虐待など、に影響を受けており、それらの問題に対する見方を変革しようとする試みでもある。

posted by Kakuya Ohashi at 2003/09/21 2:40:49 | TrackBack
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