日本での評価
September 2, 2006
日本での評価 [ dance ]
「明晰さは目の前の一点に過ぎない。」公演終了後、観に来ていただいた演劇ジャーナリストの堤広志さんが「日本では評価されないよね。」と言われた。
同じようなことは、これまでもよく言われているし、海外で評価されてから日本で活動をおこなった方が近道なのではないか、と言われることもある。
しかし、僕が自分の作品を観て欲しい人は、僕たちと同じ時間、空間を共有する人たちだ。つまり、今の日本人、あるいは日本で生活する人である。
何故なら、僕の作品は、僕たちが今、ここに、生きている問題を題材にしているのだし、その問題に共感できる人こそ、僕が望む観客なのだから。