不思議なこと
September 3, 2006
不思議なこと [ dance ]
僕の作品は社会、個人のネガティブな部分にフォーカスを当てたものだと捉えられることも多いし、そのように作っているという自覚もある。
ただ、観る人の中にには、ネガティブな部分に共感を持てない人も多い。
ひょっとすると、そのような人には、僕の作品は必要ないのかも知れない。
しかし、不思議なのは、普段社会に暮らしていて、葛藤や軋轢を、さらに身体の異常を感じているからこそ、芸術作品を作ろうとか、観ようとか思うのでないだろうか。
そのようなネガティブな意識、感情、身体感覚を持っていない人は、芸術に関わる必要はないと思う。
芸術の意義、芸術との関わりの動機付け、は、僕の中では明確だが、他の人たちにとってはどうなのだろうか。