和栗由紀夫 舞踏ワークショップ(2009/4/12-5/31)

March 12, 2009

和栗由紀夫 舞踏ワークショップ(2009/4/12-5/31) [ topics ]

大橋可也&ダンサーズは2009年4月から1年間継続的に和栗由紀夫氏による舞踏ワークショップをおこないます。第一回目の開催は2009/4/12から5/31までの毎日曜日(全8回)です。

6/14(日)18:00からスペシャルワークショップを追加開催することになりました。今回のワークショップシリーズの参加者が学んだ振付を発表する機会になります。参加者は今回のシリーズの参加者のみになりますが、見学も受け付けています。どうぞお越しください。

スペシャルワークショップ
6/14(日)18:00-21:30
会場:森下スタジオ
参加費:2000円、見学費:1000円

和栗由紀夫ワークショップ2008年の実施風景より1 和栗由紀夫ワークショップ2008年の実施風景より2 和栗由紀夫ワークショップ2008年の実施風景より3

アスベスト館で土方先生から入門の許しをいただいてから、すでに37年もの時が経ってしまった。しかし、舞踏とは何ぞや?という問いかけにいまだに口ごもったままである。「私の一生ではとても足りません」というほどの自覚があるわけでもない。
尊敬する谷川渥先生曰く、「芸術は社会に抵抗するその内在的運動によってはじめて社会的になる。実際、芸術は、それが実験であるかぎりにおいて芸術たりうるというべきであろう。」
舞踏の草創期におこなわれたいくつかの実験と同様に、現在の私たちにも実験する場は用意されているのである。先人の範に倣うことばかりではだめなのではないか。命を川の流れにたとえるごとく、流れは留まれない。新しい酒袋を用意しなければならない。
未知の舞踏を支えてゆく新しい才能に出会いたい、これは私の願いにも等しい。どうか、からっぽのからだを稽古場まで運んできてください。
土方先生も「舞踏する器は、舞踏を招き入れる器でもある。どちらにせよ、その器はたえずからっぽの状態を保持していなければならない」といっている。私が入門したてのころ、舞踏の稽古は一日5時間、年に300日、まさしく舞踏づけの日々であった。同じことを私は用意できないが、私のやれることを皆とわかち合いたい。これは本心である。今私は、大橋可也&ダンサーズの協力により、一年間通しての舞踏ワークショップを立ち上げる準備にとりかかっている。新しき出会いの時を心待ちにしている。どうかふるって参加していただきたい。

和栗由紀夫

【日程】
2009/4/12, 19, 26, 5/3, 10, 17, 24, 31(すべて日曜日、全8回)
18:30-21:30

※単発での参加も可能ですが、継続しての参加をお勧めします。
※当日の参加も可能ですが、できるだけ事前にお申込みいただくよう、お願いします。

【会場】
森下スタジオ
Bスタジオ(4/12, 19, 26, 5/3, 10, 17, 31)
Aスタジオ(5/24)
東京都江東区森下3-5-6
地下鉄都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」 A6出口徒歩5分
tel: 03-5624-5954(4/12, 19, 26, 5/3, 10, 17, 31)03-5624-5953(5/24)
※電話での問い合わせは開催日のみ

【料金】
単発(はじめて和栗由紀夫WSに参加する方):3,000円
単発(和栗由紀夫WS参加経験のある方):2,500円
全8回通し:15,000円

【申込み・ 問合せ】
大橋可也&ダンサーズ
mail: dancers@dancehardcore.com

助成:財団法人セゾン文化財団
企画制作・主催:大橋可也&ダンサーズ

【和栗由紀夫プロフィール】
1952年、東京生まれ。土方巽直系の舞踏家。硬質かつしなやかな肉体、切れのよい美しい型、微妙なニュアンスまで繊細に踊り分ける表現力を持つ。その変貌を主体とする踊りの多様さは、今後の舞踏の新たなる可能性を示している。また、他ジャンル芸術家とのコラボレーションにも力を注いでいる。1998年には、CD-ROM『舞踏花伝』を出版、土方作舞法に焦点をあてた舞踏再評価の契機を作った。現在、種々の公演活動の他、国内外の大学、研究機関での舞踏ワークショップを広く開催している。
和栗由紀夫+好善社

posted by Kakuya Ohashi at 2009/03/12 1:37:24 | TrackBack
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