開かれた質問

April 14, 2006

開かれた質問 [ dance ]

以前も触れたが、コーチングの本を読み始めた。面白い。
特に「開かれた質問」は「開かれた作品」を目指す僕たちにとっては、必要な考え方だろう。作品が問いを投げかけるだけであってはいけない、閉ざされた質問、つまり、はい、いいえで答えられるような質問、であってはいけない、と思う。でなければ、作品が観客にとって、いつまでも自分のものになることはないだろう。しかし、重要なことは、質問には答えがあることだ。観客は答えをその場で伝えてくれるわけではない。開かれた質問を続けるためには、答えを推測しておくことが必要になる。そう、質問と同時に答えも考えていかなくては。

それにしても、ビジネス系の書物は読みやすいし、分かりやすい。現場で役に立つことも多い。芸術だか美学だかの何に役に立つか分からない本とは、えらい違いだ。これからは毛嫌いすることなく、ビジネス系の本も読むことにしよう。とはいえ、役に立つ本というのは、ほとんど書いてあることは同じなのだ。そんなにいくつも優れたノウハウがあるはずもないのだから。
読書だけでないが、バランスが大事。ビジネスとアートそれぞれの第一線で働いている人間はそんなにいない。僕にとって意味のあるものを探そう。

posted by Kakuya Ohashi at 2006/04/14 23:15:48 | TrackBack
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