非暴力
February 15, 2007
非暴力 [ dance ]
ダンスを舞台作品として上演する目的は、作家によって、作品によっても異なるのは間違いない。
しかしながら、ダンスが非暴力を訴えていることに異論を挟むものもいないだろう。
ダンスを見るものが自らの身体に気づくこと。それが僕たちが望んでいることだ。
ダンスを見るためにダンスをする必要はない。ダンサーのような身体である必要もない。
しかし、自らの身体に意識的であってほしい。
身体に意識的であるとはどういうことか。
まずは健康であろうと努力することだ。もちろん、誰もが健康でいられるわけではないし、健康といってもあらゆる形がありうる。その人なりのやり方でよい。
健康であろうと努力することが出来るにも関わらず、それを怠ることは、自らの身体を傷つけているに等しい。それは暴力である。その人のみならず、その人の近親者に対しても暴力を振るっているのだ。緩慢な自殺といってもいい。
そういうわけなのでぼくはこれからも決してWSを受けたりしないでフツーに、ただし体にはフェチに、生きていようと思う。
ここには誤解がある。
しかし、僕たちが重要なメッセージを伝えられていないのも事実なのだ。