ある稽古の方法
March 20, 2007
ある稽古の方法 [ dance ]
先週土曜日は木村覚さんを招いてのレクチャーを開催した。
内容としては「ジャドソンダンスシアター」にフォーカスしたもので、それ自体興味深いものだったが、そのことについては改めて書くことにしたい。
ここでは、なぜ僕たちの稽古場でレクチャーなのか、ということについて書く。
ここのところ、ダンスについての言葉が足りない、ということをあらゆる場所で言っている。足りないのは、見る側、観客、批評家にとってでもあり、作る側、ダンサー、振付家にとってでもである。だから、見る側も作る側の関係が、特定の作品が面白い、面白くないという程度の感想の交換に終わっているのだ。
# もちろん、面白いと思う、感じることは、ダンスを見る、作る上で欠かせない動機付けであることは大前提として
僕たちはダンスを、自分たちがおこなっていることを意味あるものにしていきたい。そのためには、僕たちが何を目指しているのか、ある作品を作るとしたら、何を課題とするのか、明確でなくてはいけない。その上で、特定の作品が達成したこと、達成できていないことを、作品と作家の評価とすることができるのだろう。
確かな言葉を持つこと、それはダンスの稽古である。
そして、稽古の方法の1つが今回のレクチャーなのだ。
【レクチャーに興味をお持ちの方へ】
原則的には非公開ですが、問い合わせいただければ詳細についてお知らせします。
レクチャーの対象者はダンサー、振付家、あるいはそれを目指す人、およびダンスの制作現場に関わっている人です。