出発地点
February 16, 2008
出発地点 [ memo ]
「明晰の鎖」は大橋可也&ダンサーズにとって1つの到達地点となる作品、公演だった。
作品のスケールは過去最大のものだったが、かつてなく純粋にやりたいことをただひたすらやろうとして実現できた作品となった。
対外的な評価は措くとしても、この達成をまずは素直に喜びたい。
ダンサーたちとは週末だけとはいえ6ヶ月のクリエーションの期間を過ごしてきた。今回初めて参加したメンバーもいれば、ブランクがあったメンバーもいた。メンバーには少なからず戸惑いもあったろうが、最終的にはまとまりを見せてくれた。身体的にもきつい作品ではあったが、よくこなしてくれたと思う。
スタッフたちも作品、カンパニーを支える重要な存在だ。10年以上の付き合いになる人、昨年から参加している人、それぞれとの関係性は異なるし役割も様々であるが、作品の世界を理解してくれた上で、各自の責務を果たしてくれた。
このカンパニーのダンサーたち、スタッフたちを誇りに思う。
しかしながら、ここはまだ終着地点ではない。僕たちは、新たな出発地点に立ったところだ。
次の1歩を踏み出す先に刮目してください。