「清澄白河ダンス教室」雑感
January 19, 2011
「清澄白河ダンス教室」雑感 [ memo ]
桜井圭介さんが講師を勤めるダンスを発明する試み「清澄白河ダンス教室」に通っています。
ある参加者のツィートに「なんで(大橋可也が)ワークショップに参加してるのかな」とあったのだけど、そりゃダンスを発明するのが僕の仕事だからね。他の誰にも任せるわけにはいかないよ。
新年初回のダンス教室は各自の宿題(先立っておこなわれたレクチャーをヒントに短いダンスを作る)の発表。発表者の説明や桜井さんのコメントを聞いて思うことは、それはダンスについての技法ではなく、表現についての技法なのでは?という疑問。表現技法とダンス技法の分けることは難しい(のかも知れない)し、桜井さんは分けようとしていないのかもしれないけれど。ついつい既存のダンスの技法によらないことをやろうとすると、他の表現の技法に頼ってしまうことになる、特に短いネタ的なダンスはそういう傾向にある。せっかくダンスを発明しようとするのだから、あまたある表現技法のことは忘れて臨みたいね。僕はそう思う。
ダンス教室後半は、桜井さん主導の音楽を用いたエクササイズ。これは音楽家らしい発想のダンスの技法に関わるものだったと思う。もちろん、エクササイズとしてはよいのだが、音楽に関わろうとするとよほど考えないと発明には至らないと思うけれども。
ともかくも1年がかりのダンス教室。僕も何かは発明してみましょう。
ちなみに僕が発表した宿題はダンスではなくて、ダンスに関する見解の説明。という点では宿題にはなっていないけれど、ダンスを作ろうとすることがダンスを発明することから遠ざかってしまうように思ったので、まずは説明のみにとどめた。なのだが、パフォーマンスっぽくやってしまったので、かえって誤解を招いたように思う。話だけで終わらせておけばよかった。