変化
February 17, 2007
変化 [ dance ]
僕は変わった。それは昨年(2006年)の10月頃からだろうか。
ここに書いていることもずいぶん変わってきたと思う。以前は、こんなエントリも書いていた。今は、他のアーティストの公演も出来るだけ観に行くように心掛けているし、積極的に彼らと関わりを持ちたいと考えている。
僕は自信がなかった。一度活動を止めてしまったこともあり、仕事をしながら活動することが可能かということ、意味のある作品が作れるかということ、何より活動を続けるモチベーションを維持できるかということについて。
「明晰さは目の前の一点に過ぎない。」を制作、上演することが出来たことで、ようやくアーティストとしての自信を持つことが出来るようになった。
そして、その直後に参加したイタリアツアー「カタチを超えて」での体験、海外の見知らぬ人々に作品を見てもらったこと、同行したアーティスト達とダンスに関する問題意識を共有できたこと、その影響がある。
そのとき、自分達はこのままで良いのだろうか、という疑問が湧いてきた。もう文字通りに踊らされている場合ではない。自分達がダンスを取り巻く環境を変えていく、ムーブメントを作る、そうしていかなくてはいけない。
そのためには、何度も繰り返しているように、メディアが必要ならメディアを作る、劇場が必要なら劇場を作ればよい。
まず一番最初にやることは、アーティスト自らがダンスについて語る言葉を持つことが必要だ。
アーティストの皆さん、会話しましょう。