キノコには毒がある(ものもある)。

October 4, 2010

キノコには毒がある(ものもある)。 [ memo ]

月曜日は遅めの出勤なので、出勤前の我が家のTVには「スッキリ!!」が流れている(「ズームイン」の続きということで)。今朝は墨田区で「クリタケ」と間違えられて販売された毒キノコ「ニガクリタケ」のニュースをやっていた。テリー伊藤「業者は何をやっている。チェックできないなら販売しなければよい。」(正確ではありません)とのコメント。
もちろん、被害者が出ないに越したことはないし、もし被害に遭う方がいたとすると、たいへん気の毒ではあるのだが、キノコには毒がある(ものもある)のですよ。あたったときはあたったときでしょう。キノコを食するものは毒にあたるかもしれないことを肝に銘じて食するべきです。
「クリタケ」と「ニガクリタケ」の判別には勘に寄るほかないらしい(「スッキリ!!」より)。だとしたら、被害の可能性をなくすためには、販売業者が「クリタケ」の扱いをやめるほかない。もしそうなったら。
販売業者の経営者、従業員の生活に影響が出るのはもちろん、「クリタケ」を食べる文化さえ失われるだろう。販売しない、食べない以上、毒キノコと判別する勘すら失われるのだから。
リスクはあらゆるところにある。しかし、リスクを恐れて規制(外部、内部から問わず)に走ることこそ、経済と文化の発展を阻害する要因なのだ。
危険だからと遊具が公園から消えていく。キノコすら食べられない、毒にあたることがない社会がはたして豊かなのだろうか。毒があるものはある、それを理解して生きていけばよいし、毒にあたったときの対処ができればよいではないか。
例外を許さない社会、それは僕たち芸術家が望む社会ではないと思う。

より現実的には、キノコの販売業者が購入者が毒キノコにあたったときの保険をあらかじめ掛けておいて、保険の掛金を価格に上乗せすればよいだろう。

posted by Kakuya Ohashi at 2010/10/04 20:13:38 | TrackBack
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