イヌマキ

イヌマキは「犬牧」と書きます。犬は、フィリップ・K・ディックが1977年に発表した長編『スキャナー・ダークリー』に登場するヤード・ガード(殺虫剤)から、牧の部分は、これも『スキャナー・ダーク リー』に登場するアリマキ(蟻牧)から、いただきました。
犬は人類古来の友人と言えますが、昆虫は駆除される対象でした。近年、昆虫食が食糧難の救世主として注目されています。と同時に、昆虫食には(なぜか)陰謀論がつきまとっています。
イヌマキとは、アリマキが蟻を育てるように犬を育て、人類の後継者となる存在です。皆さんもイヌマキになってみませんか?
(当日パンフレットより)

出演:阿竹花子、今井琴美、今井あこ、高橋由佳、大橋可也

振付・構成・演出:大橋可也
音楽:涌井智仁
衣装:るう(ROCCA WORKS)
映像・グラフィックデザイン:石塚俊
もろもろ:皆木正純

写真:栗田真帆
当日スタッフ:古郡稔、近藤康弘

上演日:2023/11/24-26
会場:WHITEHOUSE

主催:一般社団法人大橋可也&ダンサーズ
協力:公益財団法人セゾン文化財団