closures
CLOSURES
「CLOSURES」作品メモ [ closures , dance ]
「CLOSURES」当日パンフレットに載せたメモです。[[Sample Code of Closure (JavaScript)] function closureSample() { var count = 1; return function (arg) { count += arg; return count; } } function useClosure() { var closure = closureSample(); for (var i = 0; i < 5; i++) { alert(closure(i)); } } result: 1 2 4 7 11
「もう一匹のネコはどうした?」と、彼はたずねた。
(中略)
「お前は自分がマックスのようだと思っており、そのためにもう一匹のことは忘れてしまった。その名前さえ知らない。」
~カルロス・カスタネダ「未知の次元」より~
CLOSURES [ closures , works ]
上演日 | 2007/01/13-14 |
---|---|
作品名 | CLOSURES |
会場 | こまばアゴラ劇場 |
上演時間 | 65min |
出演 | 大橋可也、関かおり、皆木正純、宝栄美希、藤井園子、ロマンス小林 |
振付 | 大橋可也 |
音楽 | 舩橋陽 |
照明 | 遠藤清敏(ライトシップ) |
舞台監督 | 原口佳子(office モリブデン) |
音響協力 | 牛川紀政 |
記録(写真) | GO |
記録(ビデオ) | 岡崎文生(NEO VISION) |
制作 | 三五さやか |
協力 | 大橋めぐみ、垣内友香里、古館奈津子、神村恵、吉開菜央、ビーグル・インク |
企画制作 | 大橋可也&ダンサーズ/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 |
主催 | (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 |
助成 | 平成18年度文化庁芸術拠点形成事業 |
「CLOSURES」終了報告 [ closures , topics ]
大橋可也&ダンサーズ新作公演「CLOSURES」は2007/1/13, 14、こまばアゴラ劇場での上演を終了しました。
今回の作品の制作に当たって、僕は2つの課題を考えていました。
1. ダンサー個の存在にこだわる振付方法をより徹底させること
2. 振付家自身が出演しダンサーズの作品として成立させること
1については、前作と出演者の構成が変わったことで、逆に前作を引きずることなく、より方法論そのものにこだわることが出来ました。一見すると無機質なミニマリズムに見える世界ですが、ダンサーの内面の変化と空間、時間の変化が重層的に重なっていく、僕が思い描いていた振付が出来たと思います。
2については、ダンサーズ以前に大橋可也がソロで踊ってきた頃とダンサーズ作品の間には振付方法、作品世界とも乖離があったと思います。しかしながら、今回の作品によって大橋可也自身の存在とダンサーズの世界を高い次元で統合できたのではないかと思います。
# 自画自賛ですいません
【当日パンフレット(PDFファイル)】
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作品メモ
【ご覧になった方へのお願い】
作品についての感想をご自由にお寄せください。
宛先:dancers@dancehardcore.com
藤井園子 [ closures , profile ]
1990年より様々なジャンルのダンス、身体訓練を学ぶ。1992年より様々な作品に出演する。
近年では、ニブロール『ドライフラワー』、富野幸緒『2 the waters』などに出演。
舩橋陽 [ chain , clarity , closures , profile ]
幼少より様々な楽器や音楽に触れ、音や音楽について悶々と考える。
1995年頃より主にサキソフォンでの即興演奏を主体とした音楽活動を開始。様々なユニットへの参加を経て、現在は主宰ユニットSHERPAでのライブギグと、即興演奏によるソロおよびセッションを行う。
舞台作品の音楽にも積極的に取り組んでおり、1996年以降これまでにエンテン、商品劇場、楠田健造、浜口彩子、池田なお、徳毛洋子、野口雅子、峠佑樹、北村成美、ニブロールらとのコラボレーションや舞台作品への楽曲提供、演奏参加を行った。1999年から現在まで、関西のダンスグループ「Popol-Vuh」(主催:徳毛洋子)でのパーマネントな活動を継続している。
近年はファッションや美術のエキシビジョンへのサウンドクリエイトにも着手し、音楽表現の領域を更に拡大しつつある。
大橋可也とは1998年、岐阜県加子母村にて行われた『見えない身体』での共演以降、主にセッション形式での共演を幾度か行った。公演作品クリエイトへの参加は2006年『明晰さは目の前の一点に過ぎない。』を皮切りに、2007年『CLOSURES』を経て現在も進行中。
皆木正純 [ abyss , chain , clarity , closures , profile , spring ]
1995年、渡仏。語学学校に通いながら、日雇いのアルバイトなどの不法労働を繰り返し暮らす。1997-1998年、オーディションを経て、ストラスブール国立劇場などで上演された演劇に出演する。以降、映画出演の機会を得るが、滞在許可証不交付により、出演を諦めざるをえなかった。2000年11月帰国。以後、演劇、自主制作映画などに携わる。2005年より、大橋可也&ダンサーズに参加。
関かおり [ closures , profile ]
幼少よりクラシックバレエを学ぶ。18歳よりモダンダンス・コンテンポラリーダンスを始める。野坂公夫、坂本信子等に師事すると同時に創作活動を始め、2003年よりソロや、木村美那子とのデュオ、子供の為の作品など、発表を始める。2002年よりCo.山田うんのメンバーとして活動している。
大橋可也 [ closures , profile ]
振付家。「おおはしかくや」と読む。1967年、山口県宇部市生れ。横浜国立大学経営学部卒業。1989-1990年、イメージフォーラム付属映像研究所にて映像制作を学ぶ。1991年、カナダヴァンクーバーにてパフォーマンス活動を始める。1992-1994年、陸上自衛隊第302保安中隊(特別儀仗隊)に在籍。1993-1997年、「和栗由紀夫+好善社」の活動に舞踏手として参加し、土方巽直系の舞踏振付法を学ぶ。1996-1999年、舞踏、映像、絵画のコラボレーション作品『ミヅチ』を発表。1998年、秋吉台国際芸術村アーティストインレジデンスにアソシエイトアーティストして参加(マスターアーティスト:ラルフ・レモン)。1999-2001年、CM等で活躍するフランス人映画監督アラン・エスカルの作品『浮世物語』に主演。同作品は各国の映像フェスティバルにて上映され、多くの賞を受賞する。1999年、「大橋可也&ダンサーズ」を結成、振付作品の発表を開始する。コンピュータシステム開発に従事しながら、日常生活と遊離することの無い活動を続けている。