Kakuya Ohashi and Dancers

ザ・ワールド2019

東京オリンピックを翌年に控えた2019年、日本コンテンポラリーダンスの極北をひた走る大橋可也&ダンサーズが結成20年目に発表する「ザ・ワールド2019」は、江東区湾岸地域TOLOTの1300㎡空間に4部構成、ハードコアかつストイックな上演5時間を超えるエキストリーム・2デイズ・パフォーマンス。
リサーチから生れた振付を記録したノーテーションブックの配布もおこないました。

第1部
出演:田端春花、田花遥、植野晴菜、後藤ゆう、坂尾菜里、横山八枝子
音楽:涌井智仁、元鼓次郎

第2部
出演:今井亜子、ヒラトケンジ、近藤康弘
音楽:元鼓次郎
ナレーション:皆木正純

第3部
出演:高橋由佳、大橋可也
映像:吉開菜央
音楽:涌井智仁

第4部
出演:皆木正純、後藤ゆう、横山八枝子、小松杏里、田端春花、高橋由佳、ヒラトケンジ、近藤康弘、和田繭子、田花遥、坂尾菜里、今井亜子、植野晴菜
映像:吉開菜央
音楽:涌井智仁、元鼓次郎

振付・構成・演出:大橋可也
ドラマトゥルク:長島確
リサーチャー:飯岡幸子、星茉里

衣装:るう(ROCCA WORKS)
照明:筆谷亮也
音響:牛川紀政
舞台監督:原口佳子(モリブデン)
演出部:鳥養友美

記録写真:GO、望月清晴
記録映像:飯岡幸子、石塚俊、吉開菜央、古郡稔、大橋可也
ノーテーションブックデザイン:石塚俊
ノーテーションブック編集:滝野原南生
制作:滝沢優子
当日運営:三五さやか
当日スタッフ:古郡稔、山本晴歌、前田尚子、澤令奈、唐鎌将仁
広報協力:瀧本麻璃英
フライヤーデザイン:石塚俊
宣伝写真(フライヤー裏面):GO

上演日:2019/7/27-28(全2回公演)
会場:TOLOT/heuristic SHINONOME

主催:一般社団法人大橋可也&ダンサーズ
助成:芸術文化振興基金
協力:公益財団法人セゾン文化財団

[プロフィール]
皆木正純
1995年渡仏。2001年帰国。2005年より大橋可也&ダンサーズ作品に参加。祝20周年。感謝です。

後藤ゆう
平成元年6月20日生まれ。静岡県富士宮市出身。東京在住ダンサー。O型。クジラの背にまたがって泳ぐのが夢。

横山八枝子
2010年大橋可也さんに出会い、ダンスを学びはじめました。現在は自身でも作品をつくりはじめ、発表しています。

小松杏里
立教大学大学院映像身体学専攻修士課程修了。18歳より、勅使川原三郎のダンスメソッドをもとにダンスを始める。

田端春花
24歳。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。現在、鈴木ユキオプロジェクトのカンパニーメンバーとして活動中。

高橋由佳
『ザ・ワールド2017』より大橋可也&ダンサーズ作品参加。好きな振り:魚(基本形) 。

ヒラトケンジ
2017年、15年振りに踊ることを再開。大橋可也作品は、昨年の『国民の創生』に続き出演。

近藤康弘
杜の都 仙台で生まれ育つ。2006年にふらりと上京。『ザ・ワールド2017』『国民の創生』に続き3度目の参加。WHO ARE YOU ?

和田繭子
Jangan percaya mulutnya lakilaki Berani sumpah tapi takut mati

田花遥
25歳、コンテンポラリーダンスを中心に活動中。全身全霊をかけて、頑張ります。

坂尾菜里
今回、初参加。色んなことをやっていたらいつの間にかに28歳。働きながら踊ったり踊らなかったり。

今井亜子
好きな食べ物はナスです。ナスが美味しい季節がやってくるのが楽しみです。

植野晴菜
こんなに時間も道のりも長い作品は初めてです。行きついた先にどんな景色が待ってるのか楽しみです。

吉開菜央
映画作家・ダンサー・振付家。主な映画は『Grand Bouquet』(カンヌ国際映画祭監督週間2019正式招待)、『ほったまるびより』(文化庁メディア芸術祭2015エンターテインメント部門新人賞受賞)。米津玄師MV『Lemon』では出演・振付を担当している。

涌井智仁
多摩美術大学・美学校卒。立体音響やプログラミングを使った音楽作品を制作するゆとりサウンドアーティスト。下衆/薄っぺらいもの/ノイズな意匠と自然に向き合い続ける。現代美術作家としても国内外にて活動をおこなっている。

元鼓次郎
1989年、兵庫県生まれ。多摩美術大学卒。和太鼓奏者/サウンドエンジニア。2013年より改造和太鼓を使いソロ活動を開始。和太鼓チーム【器–UTSUWA–】でも国内外問わず活動中。固定しない/雑食/破戒い。

ザ・ワールドについて
大橋可也&ダンサーズとドラマトゥルク長島確によって、2013年より始動。《土地の記憶を吸う吸血鬼》をモチーフに、2020年の東京オリンピックに向けて変貌する江東区内でのリサーチに基づいてダンス作品をつくるプロジェクト。2014年3月に、森下スタジオおよび牡丹町商店街会館にて開催。2015年3月に、清澄白河から東陽町のエリアにかけて、散歩型作品『クラウデッド』、劇場型作品『ヘヴィメタル』を上演、小冊子『ザ・ワールドからの声』を発表。2017年9月に、豊洲シビックセンターホールにて『FALLING GOOD SUN』『BAD MOON RISING』を上演、小冊子『ザ・ワールドのための記憶』を発表。

大橋可也&ダンサーズ(おおはしかくやあんどだんさーず)
1999年、結成。土方巽直系の暗黒舞踏の振付法を基に現代社会における身体の在り方を問うダンスカンパニー。代表作に、秋葉原連続殺傷事件に想を得た『帝国、エアリアル』(2008年・新国立劇場)、飛浩隆の長編小説を題材にした『グラン・ヴァカンス』(2013年・シアタートラム)がある。